ミニ四駆は、自分好みにマシンを改造することができます。
今回は、マシンの性能をアップさせてもっと速く、安定して走るための改造に挑戦してみましょう。
むずかしそうですが、グレードアップパーツと呼ばれる改造するためのパーツが販売されているので簡単に改造することができます。
もくじ
改造の仕方は?
ミニ四駆は、パーツを高性能なものに交換することや、新しいパーツを取付けることで改造することができます。モーターを交換してスピードを速くしたり、コースアウトを防ぐためにローラーを変更したりします。
改造をするためのグレードアップパーツがたくさん販売されています。
このグレードアップパーツが豊富にあることがミニ四駆の魅力のひとつです。
基本的な改造
「ミニ四駆をつくろう」で作った自分のマシンを改造してみましょう。
レースに参加するために欠かせない基本的なグレードアップパーツがセットになっている「ファーストトライパーツセット」が販売されています。
今回はこのセットを使って改造に挑戦します。
シャーシの種類によって使用できるグレードアップパーツが異なるためMAシャーシ用の「MAシャーシ ファーストトライパーツセット」を用意してください。
「MAシャーシ ファーストトライパーツセット」
ミニ四駆ステーションやミニ四駆を販売しているお店、ネットショップで手に入れることができます。
MAシャーシ ファーストトライパーツセット
ファーストトライパーツセットには下記のものが入っています。
●フロント(前)用のFRPプレート
●リア(後)用の FRPプレート
●アジャストマスダンパー4個
●スタビポール
●13mm低摩擦プラローラー
●取付けの金具
FRP※プレートとは?
マシンの強度をあげるためのパーツです。
このセットには、フロント用とリア用の二枚のプレートが入っています。
●FRP製のプレートなので軽くて丈夫
●いろいろなグレードアップパーツを取り付け可能
●ローラーを外側に取り付けることも可能になりマシンの安定性が向上
※FRPとは、繊維強化プラスチックのこと
アジャストマスダンパーとは?
アップダウンのあるコースでは欠かせないパーツです。
アップダウンのあるコースを走るときにマシンが飛び跳ね着地でふらついてコースアウトしてしまうことがあります。マスダンパーを取り付けることによっておもりの重さによってふらつきを抑えてマシンを安定させることができます。
スタビポール(スタビライザーポール)とは?
スタビライザーとは揺れを減らして安定させる装置のことです。
先端のボールが支えとなってミニ四駆を安定させ、コースアウトを減らすことができます。
13mm低摩擦プラローラーとは?
13mmのプラスチック製のローラーです。
本体に付属していてミニ四駆に取付けたローラーと同じものです。
改造してみよう
それでは、ファーストトライパーツセットを使って自分のマシンを改造してみましょう。
実際にファーストライパーツの取り付け作業を説明します。
基本的には説明書通りの作業ですが、ミニ四駆本体の組み立てより複雑な作業になっています。
組み立て時にわかりにくい箇所をなるべくわかりやすく説明しますので、参考にしてください!
準備するもの
●MAシャーシ ファーストトライパーツセット
●マシン
●工具類(ドライバー、ニッパー、カッター、ヤスリ)
フロント(ステー・スタビボール)
スタビポール切り取り
スタビポールを2個、ニッパーを使って丁寧に切り取ります。
切り口がガタガタになりやすいので、カッターやヤスリを使って綺麗にしましょう。
セットには2種類のスタビポールが入っていて、コースや好みに合わせてどちらでも使用できますが、今回は大きい方を使用しました。
フロントワイドステー取り付け
用意するもの
- FRPフロントワイドステー1個
- 2×5mmトラスビス4個
トラスビスはたくさん種類があって長さが分かりにくいので、説明書に重ねて確認すると間違いにくいです。
マシンにローラーがついている場合は、事前に外しておきましょう。
シャーシを表向きにして、ミニ四駆の前側にフロントワイドステーを取り付けます。
取り付ける穴がたくさんあるので、間違えないように注意してください。
プラスドライバーを使って取り付けます。
4箇所取り付けたら完了です!
ローラー・スタビポール取り付け
- 用意するもの
- 2×25mm丸ビス2個
- スプリングワッシャー2個
- ナット2個
- ローラー受け2個
- 13mmローラー2個
- 12mmスペーサー2個
- スタビポール2個
丸ビスはリア用の長さ違いのものと間違いやすいの注意しましょう。
セットに付属する工具(スパナ、ゴムパイプ)も使用します。
フロントワイドステーには、ローラーサイズ毎に取り付け穴が用意してあります。
今回はセットに入っている13mmのローラーを取り付けるのでこの穴です。
丸ビスにスプリングワッシャーを入れ、下からステーに通し、ローラー受けは上から入れます。
ローラーと接触するローラー受けにはグリスを塗ります。
ローラー受けに13mmローラーをはめ込み、ナットを指で回しいれます。
スパナとドライバーでナットを締め込みます。
閉めこんだナットの上にスペーサーを入れます。
スタビポールを指で回しいれます。
最後にゴムパイプで締め込みます。
この時、締めすぎるとポールが変形してしまうので注意してください。
反対側も同様に取り付け、完成です!!
リア(ステー・スタビポール)
スタビポール切り取り
フロントと同様、スタビポール2個をニッパーを使って切り取ります。
リアワイドステー取り付け
- 用意するもの
- FRPリアワイドステー1個
- 2×5mmトラスビス4個
シャーシを表向きにして、ミニ四駆の後側にリアワイドステーを取り付けます。
取り付ける穴がたくさんあるので、間違えないように注意してください。
プラスドライバーを使って取り付けます。
4箇所取り付けたら完了です!
ローラーステー取り付け
用意するもの
- 2×12mm丸ビス2個
- ワッシャー2個
- スプリングワッシャー2個
- 六角長ナット2個
- ローラー受け2個
- 13mmローラー2個
- 3mmスペーサー2個
繰り返しになりますが、丸ビスは長さが微妙に違うものが複数あるので、迷ったら説明書に重ねて確認するようにしてください。
セットに付属する工具(スパナ)も使用します。
たくさんの部品がありますが、写真の順番で組みつけていきます。ローラーと接触するローラー受けにはグリスを塗ります。
スパナとドライバーで六角長ナットを締め込みます。
反対側の分も同様に作ります。
次に、以下を用意します。
- 2×20mm丸ビス2個
- ワッシャー2個
- ナット2個
- ローラー受け2個
- 13mmローラー2個
- 6.7mmスペーサー2個
写真の順番で組みつけていきます。ローラーと接触するローラー受けにはグリスを塗ります。
スパナとドライバーでナットを締め込みます。
リアワイドステーの下側から差し込み、上側からスプリングワッシャーを丸ビスに通します。
ローラーサイズ毎に取り付け穴が用意してありますが、今回はセットに入っている13mmのローラーを取り付けるのでこの穴です。
丸ビスの飛び出している部分に、先ほど作った部品を指で回しいれます。
スパナとドライバーでナットを締め込みます。この作業が一番コツがいる気がしますが、しっかり締めないとコースで走らせている最中に飛んで行ってしまうので、頑張って締め込みましょう。
反対側も同様に取り付け、完成です!!
リア(マスダンパー)
- 用意するもの
- ウェイト4個
- 2×25mm丸ビス2個
この穴にウエイトと一緒に丸ビスを通します。
ドライバーでねじを締めこみます。
反対側にも同様に取り付けて、完成です!
リアマスダンパーは、コースや好みによって様々な取り付け方があります。
取り付け方によってどのように変わるのか、色々と試してみてください。
こっちでも完成です!!
完成
これで、ファーストトライパーツの取り付けが完了しました!!
早速コースで改造の効果を試してみてください、きっと効果が実感できるはずです!!!