ミニ四駆を買う前に

『ミニ四駆を買う前に』では、ミニ四駆とはどういうものなのか、そして2017年に35周年をむかえたミニ四駆の歴史を振り返っていきます。
早くミニ四駆を始めたいという人は『初心者が買うべきミニ四駆』へ進んでください。コースデビューするまでに一度読んでおくとコースで出会った人との会話が弾むかもしれません。

ミニ四駆とは?

ミニ四駆とは、どんなもの?

・手のひらサイズの自動車のプラモデル
・モーターが1個、単3乾電池が2本
・四輪駆動(前後4つのタイヤで走る)

どんな会社が作っているの?

ミニ四駆は、株式会社タミヤから発売されています。
タミヤは、プラモデルやラジコンカーなどを作っている日本の会社です。
本社は、静岡県静岡市にあります。

タミヤは、世界最大級の総合模型メーカー

株式会社タミヤのWEBサイト
株式会社タミヤのWEBサイト

いくらくらいかかるの?

ミニ四駆のキット(本体)は、600円から1000円くらいで買うことができます。
子供から大人まで気軽に始められるお手頃な値段です。

ミニ四駆むずかしい?

ミニ四駆はプラモデルと聞くとむずかしそうですが
はじめての人、女性や子供でも簡単に組み立てることができます。
なぜかと言うと、基本的に、はめ込め式で組み立てることができるので
接着剤は必要ありません。
※一部にネジを使用しているのでドライバーが1本必要です。

組み立て方については、『ミニ四駆をつくろう』でわかりやすく説明しています。

モータースポーツ?

ミニ四駆は、世界最小のモータースポーツと呼ばれています。
街角レースから全国大会まであり、多くの人たちがミニ四駆を速く走らせることに夢中です。
「四駆Hack」では、はじめての人がレースに出場するためにやるべきことをひとつひとつわかりやすく説明していきます。出場を目標に一緒に頑張っていきましょう。

pixabay / skeeze

ミニ四駆の歴史

2017年に35周年をむかえ、今も子供から大人まで人気のミニ四駆ですがその道のりをふり返ります。
知らなくてもミニ四駆ははじめられます、歴史は苦手という人は次の『初心者が買うべきミニ四駆』へどうぞ。

誕生~

ミニ四駆誕

オフロードタイプのミニ四駆「フォード・レインジャー4×4」が82年に発売。
これがはじめてのミニ四駆でした。

※オフロードタイプとは、舗装されていない道などを走行することができるタイプのこと。

オンロードタイプのミニ四駆誕生

ミニ四駆誕生から4年後、オンロードタイプの「レーサーミニ四駆シリーズ」が発売。これが現在のミニ四駆の原型になりました。

※オンロードタイプとは、専用コースを走らせスピードを競うタイプのこと。


第1次ブーム

第1次ブームとは?

現在のミニ四駆の原型である「レーサーミニ四駆シリーズ」が発売され小学生高学年の男子を中心に流行。
ミニ四駆をテーマにしたマンガ「ダッシュ!四駆郎」も人気がありました。
全国大会であるジャパンカップが始まったのは第1次ブームのころです。

※レーサーミニ四駆シリーズ・・・専用コースを走らせスピードを競うオンロードタイプのミニ四駆。
※ダッシュ!四駆郎・・・小学生向けのマンガ雑誌コロコロコミックで連載

ブームの時期

1988年~1990年頃

第1次ブーム世代

現在30代後半~40代前半(2018年現在)


第2次ブーム

第2次ブームとは

フルカウルミニ四駆シリーズ」が発売され、小学生高学年の男子を中心に流行。
フルカウルミニ四駆をテーマにしたマンガ「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」も人気がありました。
ジャパンカップの動員数は毎年増えていき、第9回ジャパンカップは史上最高の30万人以上を動員しました。

※フルカウルミニ四駆・・・従来のシリーズとは異なり、タイヤがボディで覆われているミニ四駆
※爆走兄弟レッツ&ゴー!!・・・小学生向けのマンガ雑誌コロコロコミックで連載

ブームの時期

1994年~1999年頃

第2次ブーム世代

現在20代後半~30代前半(2018年現在)

ジャパンカップ

毎年開催されていたジャパンカップは、第12回大会を最後に休止。


第3次ブーム

第3次ブームのはじまり

大人になった第1次、2次ブーム世代を中心にミニ四駆人気が再燃。
ミニ四駆30周年を迎えた2012年、13年ぶりにジャパンカップが開催、これをきっかけに現在の第3次ブームになりました。

大人が参加可能

第13回ジャパンカップから高校生以上も参加できることになりました。大人が参加可能になり、第1次、2次ブーム世代がミニ四駆に再び戻ってきました。
ここに大人が参加しているジャパンカップの画像がほしい

さらなる盛り上がり

第1次、2次ブーム世代が子供のころに読んでいた「コロコロコミック」の大人版「コロコロアニキ」が創刊。「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」、「ダッシュ!四駆郎」の続編が連載スタートし、さらにミニ四駆を盛り上げています。

広がる人気

第1次、2次ブーム世代は、ちょうど子育て中だったため子供と一緒にミニ四駆を遊ぶ人も多く、大人から子供へと人気は広がっています。さらに、第2次ブームまでは見かけることが少なかった女性をレースで見かけることも増えてきました。

声優の徳井青空さんも、ミニ四駆レーサーなんですよ

ブームの時期

2012年~現在
ミニ四駆の人気は衰えることなく現在もブームは続いています。

今からミニ四駆をはじめても遅くありません。